もうもうとして火花の散るところ。
石窯オーブンの製作、設置を手伝いに京都市内某所へ駆けつけました。
先に駆けつけていた店主と社員候補生。
でも遅刻してしまったようで集まっていた皆さんに申し訳ない…。
石窯作りは石窯研究所の先生(87歳!)に指示を受けながら始まりました♪
石窯は鉄製の枠組みを組んでまわりを煉瓦で覆います。
鉄製の枠組みが少し重たいですが、集まったみんなで手分けして
さっさっさ~と組み終わり、そして土台の煉瓦。
あれっ?キチッと入らない。
溶接の部分が盛り上がっていて煉瓦に当たっていました。
煉瓦の当たっている部分を削っていれなおし、3分の1位積んでいって、
簡単なもんだねと思いきや、二段になっているオーブンの底の部分が
壁面に付けていた後ろからしか入らないことが判明!
鉄と煉瓦の重みはかなりのもの。
でも男性4人で力を合わせ石窯を前に引っぱり、
無事後ろから入れることが出来て一難去りました。ほっ。
社員候補生も手伝ってどんどんどーんと煉瓦をてっぺんまで積んで、
後ろの枠をはめようとしたら、今度は枠が入らない!
積んだ煉瓦がまっすぐ垂直じゃなく広がっていっていたようです。
あららら…。
せっかく積んだ煉瓦を取り除き後ろの枠をはめてからもう一度積み直し。
後ろに出来た枠で煉瓦が引っかかってしまうので当たる面を削りながら積み上げます。
さっきほどどんどんどーんとは積み上げられません。
出来た隙間も埋めながらなのでスピードダウン。
それでも上まで積み上げて天井を取り付け煉瓦で覆おうと、
あれ?煉瓦が1個半足りない…。
仕方なく、石窯用ではない赤煉瓦があったので切って使うことにしました。
さぁ、積み上がり外観は完成!
温度計を取り付けよっとすると横の煉瓦の隙間がなくなって
太い針金のような温度計が入らない…。
煉瓦をドライバーで掘って温度計を通すことにしました。
もう少しだというところで、ドライバーが短く穴は貫通せず…。
石窯の先生が表へ出てまわりを探して落ちてる傘を見つけて来てくださいました!
傘の骨を利用して穴を開け温度計を通して、そして
完成!
バチバチバチッと鉄を削ると美しい火花が飛び散り、
土埃まみれになりながらも楽しく作業ができた現場。
この場所のこの石窯から出来上がってくるものを
今かいまかと待ち遠しいキトゥン家なのでした♪
みなさん本当にお疲れ様でした!