インド珍道中〜その3 森の中の暮らし

オーロヴィルという場所は、
インドの思想家オーロビンドの宗教も人種も越えて自然と一つになった理想の街が
世界に一つくらいあってもいいかも、との考えを実現して作った
自然と一体になったコミュニティータウン。インド政府も認可しています。
元々はフランス領だった地域なので、食べ物がおいしい!!
パンやコーヒーのクオリティが高い!!

そんなオーロヴィルの中でも、私達が滞在した Verite Guest House は
オーガニック3食つきで、No Smoke, No Alchol, No Drug という健全なゲストハウス。
電気も太陽光発電など自然エネルギーで賄っています。
食事が本当においしかった〜♪

朝はフルーツたっぷりで、自家製ヨーグルトとパンと
あっさりめのポンガル(かな?)が並びます。
Verite Guest House の朝食

いつもビュッフェスタイルなので、好きなものを好きなだけ食べれるのがうれしい!
オーロヴィルは、ここはインドだったよね? というくらい欧米人が多い。
なので、味付けもあまりスパイシーではありません。
子どもたちも毎回大喜び♪

お昼は、そば粉のクレープやチャパティ、イドゥリなんかも出てきます。
Verite Guest House の昼食

そして農園でもぎたてのフレッシュサラダのおいしいこと!!

夜は、キャンドルの灯りの元で食事。
Verite Guest House の夕食
ぱらりとしたバスマティライスとちょっと濃い目の味付けのおかず。
やさしい味のサンバルはどの食事にもついてました。

オーロヴィル内は意外と広く、暑いせいもあり徒歩で歩き回るのは無理なので
自転車で、でこぼこの土の道を 毎日移動していました。

やぎのお食事タイム。
ヤギのお食事タイムもぐもぐ喰んでるヤギたち

コットンのサリーを着て、やぎを放牧しながら暮しているご婦人がいて
羨ましく思いました。

看板がないので、何度も道に迷う…。

アレ?ここはどこだ?と立ち止まっていると牛に囲まれる。
牛に囲まれそう牛も通る道
夕方になると、あちこちで草を食べたりくつろいでいた牛たちの帰宅ラッシュ。
バイクはうるさくクラクションをならしてくるけど、
牛たちは文句言いたげにジッと待つ。

障害物になってしまったわたしたち。
少し避けて進めばいいのにと思いながら
牛さんにごめんなさい。と言う。
牛たちは、オーロヴィルでもチェンナイでも、クラクションの鳴り響く車道の真ん中でも
どこでものんびりしている。
インドの牛はしあわせだ。

インド珍道中〜その2テラコッタ色の土の村

前回の記事でまだチェンナイに着いてませんでしたね。

デリーへは問題なく着き、入国審査もフレンドリーに終わりました。
そういえば、3月から日本人だけ特別扱いの
アライバルビザ(事前にビザをとらなくても空港でとれるビザ)ができて、
24時間体制で日本人スタッフがいる、という情報を入手していましたが(信用はしてない)
カウンターはもぬけの殻でした。呼び出し制なのか?

デリーからチェンナイは普通に到着。
チェンナイ空港に到着♪

到着を待つタクシー運転手がわんさかいるゲートへいき、その中から依頼している運転手を見つけ出し、
ここからオーロヴィルへ3時間のドライブ。
やっと移動せずに済む安心感で、後部席女子チーム爆睡です。

着いたよ、オーロヴィル!
オーロヴィルに到着
これから4日間滞在する『Verite Guest House』は、
乾いたテラコッタ色の土の上にある森の中の家みたいなところ。
素晴らしく美しいところです♪

宿泊する部屋

色鮮やかな花が咲き誇っています。
中庭に咲き誇る美しい花

中庭の睡蓮
美しい池には睡蓮も。

二階の私達の部屋からの景色。
二階からの眺め
手前のタジン鍋みたいな屋根がゲストラウンジ。お茶を飲んだり図書室(本棚)があったり。
奥に見えるのが食堂です。

食堂を中心に、ゲストルームやシャワールーム、トイレなどがあり
その奥に、スタッフの家や畑が森の中に点在しています。
森には、りすや孔雀もいて感激!
孔雀ってあんなに派手で野性でどうしているのか?と思ってましたが
庭にいる目立たない孔雀
森にいると全然目立たない!!(画像の屋根の上に孔雀がいます)
翼が大きいので、バサバサという音でビックリして振り返ると孔雀がいるという…。

朝は、夜明けとともに(5時ころ)うるさいほどの鳥の鳴き声で分かるという目覚め。
朝がきたのがうれしいんだろうけどさ、そんなに鳴かなくても…。

インド珍道中〜その1チェンナイにつかない!

長いお休みをいただいて行ってきました、
混沌の国、インドの南、タミルナードゥのチェンナイ&オーロヴィル。
予定どおりには行かないのは重々わかっていましたが、
やっぱり予想を上回る旅でした。

インドへ行くならエアインディア!
関空発デリー行きのエアインディア
回し者でも何でもなく、長いフライトも最新ボリウッド映画を見てたらへっちゃら♪
なんて甘い考えで選択。

まずは関空から香港へ。
機内清掃している機内でぼんやり待つ私達。
アジア人たちがドット降りて、顔の濃い人たちが乗ってきました。
香港からデリーへ。

エアインディアから雲の上の景色
紅茶もこぼれるほどちょっと揺れぎみだけど、ナイトフライトだしね。
そう思っていたら、インド人の男性キャプテンアテンダントさんが
「もしエマージェンシーなことがあっても、俺たちが子ども達を安全に避難させるから安心しろ。」
とか言って来ました。
エアインディアって、子連れの客にはわざわざこんなこと言いにくるんかしら?
余計不安だけど〜!と笑ってたら
予定よりずいぶん早く到着。
しかもすごーーくさびれた場所に到着してます。
「きっと早く着きすぎて空いてる場所に着陸したんだな。」
この時まだデリーに着いてると信じきっている私達。

空港に入ってからも、誰もいない入国カウンター。
エアインディアの職員さんが来ると殺到するインド人の人たち。
私達はデリーで入国審査を受ける予定なので、カウンターに人が来るのをぼんやり待ちます。
何組か同じように待っていた人がいなくなるころ、やっと入国カウンターに人が。
入国審査はここでいいんだよね?と聞くと驚愕の答え。
「えー!ここはコルカタだよ!」
ひえ〜。そりゃみんな殺気立っているわけだ。
本当に機体異常か何かで危ない状態だったらしく、消防車も駆けつけていたのです。
ひー。

そんなこんなでコルカタで別の飛行機を用意しているのを あちこち移動させられながら待ち、
やっとデリーについたのは真夜中2時すぎ…。
本当ならデリーの空港のホテルで泊まるはずだったので、時間的余裕はあったとはいえ、
もう本当疲れました。
コルカタで待っている間に空港でも、
コルカタ→デリー間にもミールスが出ましたが、
疲れてヘトヘトな上、真夜中だよ。誰が食べるんだ?
(店主は全食食べてました…インド人男性も結構食べてました。)

エアインディア真夜中の機内食
そんな大変な中にも、出会いがあったりコックピットも見せてもらったり
おもしろいエアインディア。終わりよければすべて良しです♪