ちょこちょこ聞かれる
「フラクタルネコってなんですか?」
簡単にいうと、副題とおり
『世界の内の猫、猫の内の世界』なんですが、
いちばんわかりやすいと思われるのが、
石川雷太さんのキャプションなので引用してみましょう。
一つのじゃがいもの中に山も川もある(高橋新吉)
一匹の猫の中に山も川もある(石川雷太)
じゃがいもの中にすべてある、という詩人の高橋新吉さんの詩を
猫に置き換えられたものですが
山も川も、善も悪も、生も死も、
猫の中には “自然” = “宇宙” すべてのことが存在しているのかもしれない。
そう、人の中にも宇宙があるといいたいところだけど
悲しいかな現代人は、時間に終われて自然とかけ離れている人も多い。
猫は人と暮らしながら、唯一野性を忘れていない生き物。
ありがた味やおそろしさもすべてひっくるめての自然を体現してる存在。
飼われているのか飼っているのかわかりません。
『フラクタルネコ展』に寄せて、出展アーチストみなさんが寄せてくださってる文章も
作品展の重要な要素となっています。 ぜひご覧くださいね♪