きのう5月5日は『五条通り のきさき市』のあと、
夜は現代美術家・石川雷太さんの『フラクタル音楽講座 ~戦争と音楽~』を開講しました。
石川雷太さんの講座として3回めの今回は、
懐かしいディスコなグループのジンギスカンの楽曲「めざせモスクワ」から始まりました。
ほっほっほっほっほっ。う~ん。ハッ!
一度聞くと頭から離れないという意味でも名曲♪
ジンギスカンは西ドイツで結成されたグループで、
メンバーは東欧や南アフリカなど様々な国の出身。
日本でヒットしたときはいでたちからバカバカしいディスコグループという位置づけ。
でも、メンバーの出身国やその時の時代背景などを考えると、
ただのバカディスコというのではなかったのではないか?
冷戦中で一触即発の閉塞していた世界を
ポジティブな楽曲で変えようとしていたのではないか、と分析されてました。
オリジナルメンバーが数人亡くなった今も、若いメンバーが加入して活動しているジンギスカン。
これからも音楽の力をみせてくれるかもしれません。
かと思うと、音楽の力のダークサイドも。
反戦メッセージソング、と言われてた有名グループの音楽のショートムービーは、
負の方向に作用するパワーが発揮されて、見ていると、おえっ~…となってくる…。
音楽や映像をどのような意図で使うのかによって、平和方向にも戦争方向にも人を導くことができる。
『フラクタル音楽講座 ~戦争と音楽~』は、
そういうことを実際に映像作品を観ながら石川雷太さんに解説してもらって、
芸術家の視点や感覚というのを直に感じられる充実した時間でした。
都合で飛ばした部分もあったので、
そのあたりは次回の『講座』のときにお話ししてもらえるとうれしいなぁ~。